映画【男はつらいよ 寅次郎恋歌】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　博の母の死をきっかけに博の家族と会ったり、とらやの近くに未亡人が喫茶店をオープンして寅さんが好きになっちゃう話。

●感想

　相変わらず寅さんがとらやに帰ってくるところで、どうやって出迎えるかで慌てるとらやの人たち。そしていつも通り喧嘩して飛び出してしまう寅さん。博の職場にもいつも通り「労働者諸君」と遊びに行ったり。博のお母さんが危篤の知らせがあり、博とさくらが実家に行くけど亡くなってしまう。葬式で喪服ではなくいつもの姿に黒い腕章でやってくる寅さん。恥ずかしいさくら。

　博の兄弟や父と話すさくら。「母さんは幸せものだった」と話すと博は「父さんの女中みたいな生き方ではなくもっと自由に生きたかったはず」みたいなことをみんなに訴えるシーンは見ものでした。1人ぼっちになった父親のもとに寅さんが住み着いて結構仲良くなったり。

　とらやの近くに女性が息子を育てながら一人で切り盛りする喫茶店がオープンして、寅さんはそこの息子さんとも仲良くなりいつも通り恋をしていきます。今回は振られるわけでもなく自ら身を引くのが意外なオチでした。

　寅さんのためにさくらが歌を披露したりしてさくらの頑張りがよかったです。結構寅さんのフーテンの生き方はファンタジーとして憧れを感じる部分もありわがままに感じる部分もあるのが強い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/02/11　NETFLIX