●こんなお話
フランスの街にある編集部の記者たちの取材して記事とかの話。
●感想
独特の色彩感覚にシンメトリーな構図とキャスティングもハリウッドスターが大量投入でいつにも増してTHEウェス・アンダーソン作品でした。
フランスの街にある編集部があってリバティだかという雑誌が作られている。その雑誌の設立から創立者が亡くなり彼の遺言により彼の追悼号が雑誌そのものの追悼号になる。その雑誌に載る記事をいろんな記者が記事を書いていくという展開が続いて短編集のような構成になっています。
画面の情報量や台詞の情報量が物凄いことになっていて、映像は絵本のようで楽しいですがストーリーは正直理解できなかったです。誰が何をしているのかというのをついていこうとしましたが、作り手が何を訴えているのかつかみ切れないままの100分間でした。
ユーモアとかもあるとは思いますが、クスクスなどの笑いもなく。ベニチオ・デル・トロとレア・セドゥのくだりのお腹をひょいひょいとペンで触ってパチッとはじいたり、その後服を着替えると看守と囚人だったという関係がわかる意外性の面白さはありますが。囚人の作品が天才的でそれを買おうとする男が現れてうんぬんとか。チェスプレイヤーや学生運動家の話、フードジャーナリストの講演会の話とそれぞれが正直何の話をしているのかついていけなかったです。
それでいて画面はカラフルで楽しいですが、絵本として楽しむことはできますが。それも15分から30分くらいが限界で長編映画としては苦痛の時間でした。
キャスティングもウェス・アンダーソン作品らしくハリウッドスターがたくさん出てきますが、短編集という形式からかちょっと豪華スターが出すぎな印象でお腹一杯でした。ハリウッドスターがアート映画に出たい感が凄かったです。
英語やフランス語がわかっていたらもっと理解できるのだろうか、字幕つける人大変だったろうなという映画で逆に言えば耳で聞いても楽しめる映画だとは思いました。
☆
鑑賞日:2022/02/16 TOHOシネマズ川崎
監督 | ウェス・アンダーソン |
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脚本 | ウェス・アンダーソン |
原案 | ウェス・アンダーソン |
ロマン・コッポラ | |
ヒューゴ・ギネス | |
ジェイソン・シュワルツマン |
出演 | ベニチオ・デル・トロ |
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エイドリアン・ブロディ | |
ティルダ・スウィントン | |
レア・セドゥ | |
フランシス・マクドーマンド | |
ティモシー・シャラメ | |
リナ・クードリ | |
ジェフリー・ライト | |
マチュー・アマルリック | |
スティーブ・パーク | |
ビル・マーレイ | |
オーウェン・ウィルソン | |
クリストフ・ヴァルツ | |
エドワード・ノートン | |
ジェイソン・シュワルツマン | |
アンジェリカ・ヒューストン |