映画【関心領域】感想(ネタバレ)

THE ZONE OF INTEREST
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●こんなお話

 アウシュビッツ収容所所長とその家族の話。

●感想

 河原で川遊びをしている幸せそうな家族から始まって自宅に帰って夜。主人公のお父さんに家族がカヌーをプレゼントして嬉しい主人公。けど家の外には、大きな建物があって汽車の音とか不穏な音が聞こえてくる。

 主人公の家は大きくて庭もあってプールもあって子どもたちが遊んだり、奥様方がいっぱい服を選んでいたり。主人公が子どもと川で遊んでいると何か灰が流れてきて主人公びっくりで子どもたちに川を出るように指示して帰ってシャワーで身体を流したり。

 主人公の母親が外で日光浴をしていると隣の建物の煙突から煙が出て咳き込んだり、主人公の同僚たちが効率のいい焼却炉の使い方の話をしたり。子どもが盗んで怒られている声が聞こえてくるのを聞いてたり。主人公に栄転の話が出るけど奥さんは反対。

 パーティー会場にいる主人公が奥さんに電話をして、階段を嘔吐をしながら降りていって現代のアウシュビッツが映っておしまい。

 ただただ普通の幸せそうな家族の生活が淡々と描いているだけなのに怖さ緊張感が伝わってくる映画でどっと疲れる1作でした。ただ歴史に興味がないと意味とかがわからず100分間つらいかもしれない作風だと思いますが、この映画から収容所関係のことを知りたくなる作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2025/02/25 WOWOW

監督ジョナサン・グレイザー 
脚本ジョナサン・グレイザー 
原作マーティン・エイミス 
出演クリスティアン・フリーデル 
ザンドラ・ヒュラー 
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