映画【哭声/コクソン】感想

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●こんなお話

 山に囲まれた町で身内が一家を惨殺する事件が多発して、警官や祈祷師や山にいる日本人とか誰の言うことも信じられなくなっていく話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 大雨が降る中、平和な町だったのが猟奇殺人が頻発するようになって主人公の警官の手に負えない事態が進行していくのを韓国映画特有の残酷さやヘヴィーさで見せる160分でした。序盤の起こる事態は深刻なのにどこかのんきな対応をする主人公たちの行動に笑えました。太鼓の重低音が鳴り響く音楽も雰囲気抜群でよかったです。 

 ただ160分はチト長くて、祈祷師がやってくる中盤までひたすら謎が謎を呼ぶ展開があって、ただただ主人公がそれにリアクションするだけで動きがなく起こってる出来事は面白そうなことですが、次の展開にはならないので退屈でした。それにいろんなことに対してわかりやすい答えはなく、自分なりにキャラクターそれぞれの立場を考えないといけなくてはならず。そう考えると繋がりや展開がおかしなことも多くて、これを見てどういう気持ちになったらいいのか微妙になる作品でした。 

 閉ざされた環境で素性のわからない外部の者がやってきたら、殺人事件が起こって…。というサスペンスのテンプレートですわ犯人は誰で動機は何か? という展開で進むのかと思いきや、オカルトものになっていって、しかも主人公に話しかけてくる人物たちの言っていることがバラバラなので何を信じていいのかわからずどんどん泥沼にハマっていくという。 

 祈祷師は実は○○でした。白い服の女は実は○○でした。日本人は実は○○でした。という答えは出されますが、そうなると中盤までの展開はどうしてああいうものなのだとつじつま合わせとして見るとおかしなことばかりなので、ミスリードのための展開みたいなことばかりなので、結局どうでもよくなってきて疲れちゃう作品でした。 

 とはいえ悪魔祓いシーンで爆音で延々と聞かされるとトランス状態になってよかったです。それに映画史上まれにみるリバースシーンも見られて楽しい映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2017/03/16 チネチッタ川崎 2018/12/29 Amazonプライムビデオ

監督ナ・ホンジン 
脚本ナ・ホンジン 
出演クァク・ドウォン 
ファン・ジョンミン 
國村隼 
チョン・ウヒ 
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