映画【茶の味】感想

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●こんなお話

 日本の穏やかな風景の中、毎日をのんびりと過ごす家族のどこかおかしな日常の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 巨大な自分に見つめられているのに困る娘さん。囲碁部のお兄ちゃんは、転校生への片思いに苦しむ。お母さんは漫画を描いていて、お父さんは催眠術をかけたり。
 ゆるーく話が進んでいき、ヘンテコな人たちのシニカルな笑いで見せていく140分でした。
 特に個人的によかったのは、息子さんが片思いの相手が自分と同じ部活に入ったのが嬉しくて、チャリンコを全力で漕いで1人テンションが高い様子なんかは笑えました。

 ただ、1つ1つのシーンにコミカルな人物たちが描かれていきますが、ここで笑えるのかそうでないのかで評価がわかれてしまう映画だと思いました。
 何でもない暮らしを面白おかしく描いていくのはわかりますが、いかんせん1本ビシッとしたストーリーがあまりなく。そこで出てくるのは、そば屋の変なカップル、コンビニのおじさん、叔父さんが話すヤクザの幽霊、アシスタントの不倫を旦那さんにチクる漫画家さん、お父さんの催眠術、電車の中でのコスプレのお兄さんたち、校庭で曲芸みたいなことをする暴走族、川辺で踊っている人、「♪山よ、山よ!」のくだり。
 全部いるの、それ? と思ってしまうという元も子もない感想を抱いてしまいました。美しい映像やのんびりとした台詞の間とかがよかっただけに残念な気持ちがどんどんと支配されていきました。

 他人が見たらごく普通のことでも本人にしたら、どんなことでも成長させるものなんだ。まさに茶の味のようなものなんだ。という日本の家族を通して描くのであれば、もっと他にしっかりと描くところがあったのではなかろうか? と疑問を抱いたままの140分でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2014/03/30 DVD

監督石井克人 
脚本石井克人 
原作石井克人
出演坂野真弥 
佐藤貴広 
浅野忠信 
手塚理美 
我修院達也 
土屋アンナ 
中嶋朋子 
三浦友和 
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