●こんなお話
私立探偵2人が行方不明の娘さんを探すうちに大手自動車メーカーや政府高官の陰謀に巻き込まれていく話。
●感想
少年が家でエロ本を読んでいるといきなり車が突き破ってきて、少年が車に近寄るとさっきまで読んでいたエロ本に出ていたポルノ女優が瀕死の重傷を負っていて…。のツカミからバッチリでした。
ラッセル・クロウとライアン・ゴスリングの探偵の日常が描かれ2人ともアリシアという女性がキーになってバディになってハチャメチャな事件に巻き込まれていきます。ライアン・ゴスリングのボケとラッセル・クロウのツッコミの掛け合いが楽しくて、結構バイオレンスなシーンもあったりしますが、遊び心いっぱいで楽しい120分でした。
シングルファーザーのゴスリングは酒とタバコが大好きで守秘義務をすぐ破っちゃうし、窓ガラスを割って侵入しようとしたら、簡単に重傷しちゃったりオマヌケな探偵でその娘さんも主人公2人と協力していくキャラクターでこの3人の補完しあう関係が最高でした。
ラッセル・クロウはかつてレストランで強盗を倒した経験を語って、人を助けたいという願望が語って彼の過去を少しだけ説明してキャラクターの深みがあってよかったです。ライアン・ゴスリングの殺人バチやニクソン大統領のトリップシーンも笑えました。いちいち高いところから落ちるギャグや叫ぶ芝居とかかライアン・ゴスリングのコメディ演技がこれまた最高でシリアスな場面でもシリアスにならないコメディ映画としてよくできていました。
殺し屋3人組のキャラクター造形もよかったです。主人公を始めカタキ役たちもどこか抜けているのがコメディ要素として成功していると思いました。
探している女性が撮影していたポルノだかアート映画だかの関係者が次々に殺されているらしいぞというのがわかってきて、しだいに自動車産業の闇に近づいていってと点から線になっていく探偵ものとしての常道の面白さで、拳銃にいい女にアメ車にと面白い探偵ものでこのキャラクターたちでシリーズになってほしい作品でした。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2017/03/01 チネチッタ川崎 2017/11/26 Blu-ray
監督 | シェーン・ブラック |
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脚本 | シェーン・ブラック |
アンソニー・バガロッツィ | |
製作 | ジョエル・シルヴァー |
出演 | ラッセル・クロウ |
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ライアン・ゴズリング | |
アンガーリー・ライス | |
キム・ベイシンガー |
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