映画【いつか読書する日】感想

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●こんなお話

 中学のときの恋人が今は50歳になってからの恋愛の話。 

●感想

 15歳のときから今の場所で生きていくと決めた主人公が、牛乳配達とスーパーのバイトを淡々として何もしないと決めた日常。人生に何も期待していないまま生きていた人を淡々と映し出していきます。メインの軸は男女のメロドラマですが、痴呆老人、在宅介護、育児放棄などの社会問題も合間に挿入されます。 

 主人公みたいに人生でほしいものが手に入らないと悟った時の寂しさむなしさを主演の田中裕子さんの存在感お芝居が見事で、彼女を見ているだけで胸を突かれる苦しい映画でした。岸辺一徳さんも素晴らしくて「50歳から85歳まで長いですか?」などのセリフも心に残りました。 

 50歳を超えて、人生の後半に差し掛かった男女がやっと自分の心に素直に向き合うクライマックスのベッドシーンは、主人公たちに本当によかったと心が温かくなるベッドシーンだったと思います。 

 けどラストのオチが唐突すぎて、ちょっと置いてけぼりをくらいました。2人に幸せになってほしかったです。 

 精一杯生きる人を見ることができて面白かったです。 

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/12/18 NETFLIX

監督緒方明 
脚本青木研次 
原作青木研次 
出演田中裕子 
岸部一徳 
仁科亜季子 
上田耕一 
杉本哲太 
鈴木砂羽 
香川照之 
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