映画【アイアン・フィスト】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 金塊を巡っていろんな人たちがカンフーする話。

●感想

 血が噴水のように飛び出るアクションで、凄い武器を使ったり身体が鋼になったりと、ちょこっとミュータントみたいな人たちの戦いとヒップホップでヴィジュアルは見てて楽しい映画でした。テレビゲームのようなキャラクターたち。

 けれども、ストーリーはとってつけたような展開で、国の金塊の護衛を頼まれた荒くれ者たちがその金塊を強奪してしまい、それを巡って主人公の刀鍛冶や父親を殺された男、西部劇のような格好のイギリス人。などが入り乱れて行きます。
 そもそもなぜ、荒くれ者たちが国の金塊の護衛をするのか? という設定が無茶苦茶だし、主人公が両腕を切られてアイアン・フィストとして立ち上がるというのも意味不明でした。そこから主人公の幼少時代とかに突入して、正直ダルイです。金塊の攻防はどこ行ったんだろう?
 女郎屋の人たちがいきなりくノ一になるのも意味ないし、父親を殺された息子の復讐劇もとってつけたようなものだし。

 作り手たちが自分たちの好きな映画をごちゃまぜにして、楽しく作っているのはわかりますが。見てるこちら側にそのジャンル映画に思い入れがない場合は、これほど辛いものはないです。
 せめてカンフーアクションに他の映画にはない新しい何かがあれば楽しめると思いましたが、もう出がらしを使っているような内容で、ボーっと見てるぶんには楽しめるとは思いますが、95分の短さでも長さを感じてしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日:2014/03/17 Blu-ray

監督RZA 
脚本RZA 
イーライ・ロス 
原作RZA 
出演ラッセル・クロウ 
カン・リー 
ルーシー・リュー 
バイロン・マン 
RZA 
リック・ユーン 
デヴィッド・バウティスタ 
ジェイミー・チャン 
ダニエル・ウー 
パム・グリア 
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