●こんなお話
アメリカの4姉妹の若いころと作家として頑張る次女の話。
●感想
超有名な若草物語の世界を全く知らず原作も数多い映像化も全く触れてこなかった身からすると、4姉妹とその周囲の人たちの世界を描くのと次女が頑張って本を売り込むのとを交互に見せていく手法は面白く見ることができました。それに最後に主人公の小説がやっとこさ製本されて出来上がってタイトルが映し出されたときに「そうだったの!」とびっくりできるものでした。
きれいな映像の中、イギリスが舞台かと思ってみていたら、アメリカが舞台で当時のアメリカってこんなんなんだと知ることのできる衣装美術でした。そんな中、主人公たちの恋愛や単純に空腹や病気などの未発達な医療などが描かれていきます。
役者さんたち、女性陣から男性陣がみんなキラキラしていてはまっていましたが、ただ主人公たちが7年間を同じ役者さんが演じているので、7年後に20歳と言っていたので、どう考えても13歳に見えない役者さんだったりとノイズになってしまう配役でした。若手の俳優さんもみんな同じ顔に見えて誰が誰だかわからなくなってしまったり個人的になじみがないと苦戦する配役でした。
あとはこういう西洋の時代物に興味がないと135分という長さが退屈に感じるところが多かったです。正直、彼らが好きになろうが嫌いになろうがどうでもいいかなと冷たい視線を送ってしまうところもありました。
それにしても、この邦題はいかがなものか? 普通に若草物語でよかったのではないか?と思ってしまう邦題でした。そして原作の若草物語って邦題が素晴らしくて、その邦題を付けた人が天才なんだなと確認できる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/06/19 TOHOシネマズ川崎
リンク
監督 | グレタ・ガーウィグ |
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脚本 | グレタ・ガーウィグ |
原作 | ルイザ・メイ・オルコット |
出演 | シアーシャ・ローナン |
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