映画【ラスト・ナイツ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 架空の西洋の国みたいな世界の中での【忠臣蔵】な話。

●感想

 がっつり日本の赤穂浪士の忠臣蔵をそのまんまハリウッドで描いたかのようなストーリー展開で耐えに耐えてからのクライマックスで討ち入り、という構成で熱くなれる要素いっぱいの映画でした。

 けど、やたらとスローを多用した映像は間延びしてしまうし、画面は暗いしアクション見づらくて、ただマントがひらひらしているだけにしか見えない討ち入りシーンでした。話もほとんど動かなくて、一体いつ始まるんだろう? と思ってたらそのまんま終わってしまうという展開で全編退屈さに覆われてしまって残念でした。

 序盤はモーガン・フリーマンさんが上司に賄賂をやるやらないのシークエンスがあって、殿中でござる! になって主君を失った騎士たちが討ち入り計画が始まるという本編。モーガン・フリーマンさんもモーガン・フリーマン力で何とか良さげな事を言っているかのようでしたが、結局何を長台詞で話しているのか謎でした。冒頭から説明台詞が多くて、やたらと今の状況や出会いの状況を全部セリフで説明されるのがだるかったです。

 主人公が酒びたりになって、みんな散り散りになるけど、実は討ち入り計画をしていてそれを実行していく。という面白さがなくて、物語ほとんどがおじさんたちがフラフラしているだけ、という印象でした。

 アクションシーンも少ない上にクライマックスの討ち入りも赤穂浪士たちが描かれていないので、1人また1人とやられていっても正直誰が誰だかわからないので盛り上がりに欠けました。アクションとしても面白みにがなくて迫力不足だったと思います。

 これって結局、1年間尾行していたカタキ役の伊原剛志さんが尾行を諦めなかったら、3時間くらいの上映時間になったのかな? と思う映画でした。伊原さんのミス頼みの映画でもう少し主人公たちの練りに練った計画で討ち入りするというのを見たかったです。

☆☆

鑑賞日: 2015/11/19 TOHOシネマズ川崎  2016/09/18 Blu-ray

監督紀里谷和明 
出演クライヴ・オーウェン 
モーガン・フリーマン 
アクセル・ヘニー 
ショーレ・アグダシュルー 
ジェイムズ・バブソン 
伊原剛志 
アン・ソンギ 

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