映画【ジャングル・ブック(2016)】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ジャングルで育った人間の子どもが虎に命を狙われちゃったので、逃避行する話。

●感想

 2016年の現代だからこそ表現できる動物たちがさすがの迫力でした。そしてディズニー映画らしくマシンガンのように次から次に出来事が配置されていて、それに翻弄される主人公と一緒にハラハラドキドキできて楽しい映画でした。 

 見ている間は目の前に起こる障害を突破していく主人公たちを見ていて退屈はしなかったですが、この冒険を通して一体主人公は何をしたのだろうかと疑問をずっと持ったまま終わってしまって、終始乗り切れないままの100分間でもありました。 

 主人公が勝手にジャングル燃やして絶滅危惧種のトラを殺してゾウの力を借りて消火して結局文明に戻らずジャングルで暮らして彼は幸せなのだろうか? と1人で勝手に騒いでただけにしか見えなかったです。 

 そもそもなぜクロヒョウは人間を育てようと思ったのかオオカミもオオカミでトラに脅されたら「人間世界に戻すべきだ」「いや私たちの子どもだ」と会議を始めてましたが、その悩みは映画が始まる前に話し合って解決したうえで主人公を育てるべきなのではないのかと養育について何もオオカミは考えてないんだなと勉強になりました。カタキ役として登場するトラの発言が正しく思えてしまって、クライマックスで集団で襲われる姿が可哀そうでした。ジャングルの王様として規格外のサルが出てきたりして、あのサルとトラの関係性はどうなっているんだろう? そもそも喋れる動物と喋れない動物の違いはなんだろう? とかストーリーにのめりこむ前に設定自体が気になってしまって、大騒ぎが繰り広げられても現実を忘れてこの映画の世界に入り込むことができなかったです。 

 そして、ジャングルブックってエンドロールで本になっていたけど、誰目線の物語なんだろう? タイトルの意味とかも気になる作品で、そして主人公の老後を心配してしまう映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/08/17 チネチッタ川崎

監督ジョン・ファヴロー 
脚本ジャスティン・マークス 
出演ニール・セディ 
出演(声)ベン・キングズレー 
ビル・マーレイ 
ルピタ・ニョンゴ 
クリストファー・ウォーケン 
スカーレット・ヨハンソン 
イドリス・エルバ 

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