●こんなお話
禁酒法のボストンでギャング組織で成り上がっていって、いろんな女性と出会ったりボスと対立していったり話。
●感想
1人のギャングの一代記として映像もカッコいいしこの時代ならではの服装に美術や車など重たい銃撃戦ありでハリウッド大作らしい豪華な映像でした。役者さんもみんな渋くてかっこよかったです。クラシックカーでのカーチェイスとかもあまり見たことなかったので面白かったです。
ただお話の方は少しつめこみすぎな印象でした。最初にボスの愛人と良い関係になって、それがボスにバレて愛人は殺されて自分も瀕死の重傷になり、警察幹部の父親との関係が描かれて、それが終わると対立していたボスの手下になって、フロリダで密造酒の仕事を始めて、そこで知り合った黒人女性と恋におちたり、差別主義者と対立したり。警察本部長の娘さんが薬物中毒になったり、カジノを開こうとするけども本部長の娘さんが説教を始めてカジノ反対運動をしたり。
主人公が1つの映画で3人の女性と接点を持つのも多すぎて、しかも1人1人が浅くなってしまっていると思いました。エル・ファニングさんとか魅力的に見えるのにあっさりと退場してしまう感じだったり、最初に殺されたと思っていたけど実は…。と判明する理由も偶然だし、物語として有機的に絡まず、主人公がただの女好きにしか見えなかったです。
クライマックスの銃撃戦も地下通路が伏線になっていて面白いですが、みんな同じ格好だし地下からの奇襲作戦というのが映像では伝わりづらくて、普通にバンバン撃ちあって結果勝っちゃったという風にしか見えないのが痛かったです。
画面は綺麗だったり映画のレベルは高いのに少し散漫な映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2017/10/14 Blu-ray
リンク
監督 | ベン・アフレック |
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脚本 | ベン・アフレック |
原作 | デニス・ルヘイン |
出演 | ベン・アフレック |
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エル・ファニング | |
ブレンダン・グリーソン | |
クリス・メッシーナ | |
シエナ・ミラー | |
ゾーイ・サルダナ | |
クリス・クーパー |
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