映画【ヘイトフル・エイト】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 いろんな人が雪小屋に閉じ込められて、いろんな話をするけど何か隠し事をしていてだんだんと1人また1人と撃たれていく話。

●感想

 タランティーノ監督作品らしい会話劇にチャプター仕立てにしていて独特の作風がさく裂していました。そして相変わらずの血みどろ描写が凄かったです。

 ただそういう作風だから仕方ないとは思いますが、やっぱり話が牛歩すぎてなかなか展開しないので恐ろしく退屈に感じてしまって3時間という長さだけを感じてしまう内容になっていました。タランティーノ組な個性派な役者さんたちが出演して楽しみでしたが、マイケル・マドセンさん、ティム・ロスさん、ブルース・ダーンさんたちは小者感いっぱいで悲しいしやられ役でただぶっ飛ばされるための配役だったのが見てて悲しかったです。

 やっとこさ展開が動き始めて真犯人を見つけてやる。という流れになったかと思いきや、伏線という伏線もなく唐突に反則技のような展開になって呆然としていたら、そこでここでもタランティーノ作品の特徴の時間軸の入れ替えがあって、そこで描かれるのも「そうだったのか!」という驚きはなく。さっき描かれた時間で別のキャラクターはその時何をしていたのか? というのも何の面白みもなかったです。ただの説明になっているだけのシーンに思えました。

 映像も雪景色の外の映像は迫力があるけれど密室になるとあまり密室に見えずに閉塞感が感じられなかったです。

 もっと畳み掛けるテンポとタランティーノらしいオタク魂がさく裂した作品を見たかったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/03/03 TOHOシネマズ川崎  2017/02/21 Blu-ray

監督クエンティン・タランティーノ 
脚本クエンティン・タランティーノ 
出演サミュエル・L・ジャクソン 
カート・ラッセル 
ジェニファー・ジェイソン・リー 
ウォルトン・ゴギンズ 
デミアン・ビチル 
ティム・ロス 
マイケル・マドセン 
ブルース・ダーン

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