映画【地獄の変異】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 地下洞窟で謎の生物に襲われる洞窟ダイバーたちの話。

●感想

 ルーマニアの山奥で人類未踏の洞穴があって、博士が凄腕のケイブダイバーたちを呼び寄せる。

 ケイブダイバーたちはいつも通りの仕事のような感じで現地へ。主人公のダイバーや兄のダイバーや昔からの仲のダイバー。博士や別の博士やカメラマンなども洞穴へ入っていく。

 何やら偵察に行った1人が何かに襲われる。肉食動物がいるらしいとなって現場に緊張が走って、さらに主人公の兄も襲われて負傷。

 負傷後、兄のテンションがおかしくなって周りが不審に思うけど、兄にみんなでついていくしかない。1人ずつ謎の生物に殺されていく。そして兄が囮となって洞穴を爆破して残りのメンバーで泳いで脱出。襲われると謎の生物に変異してしまうらしいということがわかって、兄が生きていけなかったのかと話す主人公たちだったけど、生き残った1人も実は変異していましたというのがわかってそのまま街で出て行ってしまって終わり。

 この手のジャンル映画では王道中の王道を行く展開でそれ以上でもそれ以下でもないフォーマットをしっかりとまとめてくれている作品でした。

 装備も経験も十分なプロフェッショナル集団が洞窟探検に訪れて、謎の生物に襲われて閉じ込められて何とか脱出しようとするけど、1人また1人とやられていく。

 水中映像は素晴らしくて、あの撮影をしたスタッフさんたち最高でした。主人公が兄弟でお兄さんが頼れるリーダーで弟はお兄さんに頼りきり。お兄さんが生物に襲われて寄生生物に何かやられちゃったのか、どんどんおかしくなっていって頼っていいのかわからない状態で進んで行く一行。

 基本この人たちは、途中で重傷を負ったお兄さんが何でも率先して先頭をきって仲間を助けたりして他の人たちを救おうと必死なのが凄いサバイバル能力でした。弟さんは最初から最後までずっとお兄さんに頼ってばっかりの状態なのが映画史に残るへたれっぷりのキャラクターだと思いました。映画の中でもう少し成長してほしかったです。

 とはいえ、閉鎖空間でパニックになっていろんな死に方を楽しめる映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/05/26 DVD 2023/09/19 NETFLIX

監督ブルース・ハント 
脚本マイケル・スタインバーグ
出演パイパー・ペラーボ 
コール・ハウザー 
モーリス・チェスナット 
エディ・シブリアン 
リック・ラヴァネロ 
マーセル・ユーレス 
キーラン・ダーシー・スミス 
ダニエル・デイ・キム 

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