映画【TAJOMARU】感想(ネタバレ)

tajomaru
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●こんなお話

 1人のお姫様を巡って内輪揉めする話。

●感想

 衣装やセリフは現代語で洋楽がバンバン流れてというイマドキな時代劇でも面白ければいいとは思いますが、主人公たちの小さな世界で内輪もめしているだけなので退屈な130分でした。

 冒頭から主人公たちの貴族が泥棒を「3人より4人の方が面白そう」というよくわからない理由で仲間に入れて大人が「泥棒は罰です」と忠告しているのにそれを無視して仲間に入れたら、その泥棒が元凶になる話で最初からこの主人公たちのせいなのではないかと思ってしまいました。

 そしてヒロインは主人公の兄にレイプされ、先代多襄丸にもレイプされそうになり、地獄谷という場所でもレイプされそうになりと壮絶な人生でした。主人公もヒロインを「愛している」とくどいくらいセリフで表現しますが、先代多襄丸との決闘のあとにヒロインがいなくなったあとになぜ追いかけないのかとか言ってることとやってることが違うので主人公のことがどうでもよくなりました。

多襄丸となった主人公が盗賊と出会って、その盗賊たちが多襄丸と名乗る主人公にいきなり「俺たちの頭領になってくれ」といきなり子分になるのかとか理解に苦しみました。

せめて殺陣がかっこよかったり見所があればいいと思いますが、それもなく感情爆発して泣き叫ぶ主人公たちを冷たく見る映画でした。本格時代劇を見るのはもう無理なのかな? と悲しくなる映画でした。

鑑賞日: 2017/01/25 NETFLIX

監督中野裕之 
脚本市川森一 
水島力也 
出演小栗旬 
柴本幸 
田中圭 
やべきょうすけ 
池内博之 
本田博太郎 
松方弘樹 
近藤正臣 
萩原健一 

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