映画【サバービコン 仮面を被った街】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 理想的なアメリカの住宅街で保険金殺人と黒人差別が同時進行で描かれる話。

●感想

 コーエン兄弟脚本らしいシニカルでブラックな展開が続いて、いきなり起こる殺人シーンとかどこかおかしさもありどんどんと悪循環にハマっていく主人公たちのドタバタを100分間退屈せずに見ることができました。 

 ただ同時に描かれる黒人一家が引っ越してきたことにより住民の反対運動が起こって壁を建設して…という流れとあんまり主人公たちの動きとが関係ないように見えてぶつ切りに感じてしまいました。事件を怪しんだ保険調査員のくだりもあっさり過ぎて、特に障害とならずに退場してしまうのが不完全燃焼だったり、主人公をゆする強盗たちもあっさり退場したり、主人公の子どもが唯一信頼できるおじさんもあっさりと退場したりと差別の問題提起としても殺人事件のサスペンスとしてもすべてがあっさり風味の映画でした。 

☆☆

鑑賞日: 2019/03/21 DVD

監督ジョージ・クルーニー 
脚本ジョエル・コーエン 
イーサン・コーエン 
ジョージ・クルーニー 
グラント・ヘスロヴ 
出演マット・デイモン 
ジュリアン・ムーア 
ゲイリー・バサラバ 
オスカー・アイザック

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