●こんなお話
富裕層の息子さんのファミリーヒストリーな話。
●感想
細田作品らしい綺麗な映像が最初から全開でビジュアルとして楽しめる作品でした。子育てあるあるの主人公たちの日常も楽しく見ることができました。
ただ未来のミライちゃんが出てきますが、映画をずっと見ていても何で出てきたのかとかよくわからず。飼い犬の化けた姿とかも何で出てきたのかとか物語的な設定としてあまり説明がないので飲み込みずらいシーンが長いこと続いて退屈を感じてしまいました。ミライちゃんの手のあざの説明とか一体何だったのかわからなかったです。
主人公が中庭に出ると謎の人物たちが現れてという流れなのかと思いきや、後半になると主人公が異世界に迷い込むという流れになったりして、向こうから来るのかこっちから行くのかとかSF的な設定もあまり説明がないうえにやってることは主人公の子どもの親族のファミリーヒストリー的な話なので、余計にどうでもよくなっていきました。クライマックスでいきなり「図書館のインデックスみたいなものよ」とか記憶だかを巡る設定とかが出てきたりするのもエンタメ映画としては不器用な説明なのではないかと考えてしまって盛り上がりに欠けるクライマックスでした。
山のようにおもちゃが与えられた主人公に嫉妬してしまって、フリーランスの建築家って儲かるんだなと勉強にはなる映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2018/08/21 109シネマズ川崎
リンク
監督 | 細田守 |
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脚本 | 細田守 |
原作 | 細田守 |
出演(声) | 上白石萌歌 |
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黒木華 | |
星野源 | |
麻生久美子 | |
吉原光夫 | |
宮崎美子 | |
役所広司 | |
福山雅治 |
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