映画【わらの犬(1971)】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 イギリスの片田舎に引っ越してきた夫婦が地元の男たちと揉めて、旦那さんがブチ切れる話。

●感想

 都会の喧騒を逃れてイギリスの片田舎にやってきた主人公夫婦。引っ越した先の家はガタが来ていて修理が必要なので、奥さんの知り合いらしい若者たちに修理を依頼する。けど彼らにどこかバカにされるインテリの主人公の旦那さん。パブとかでもいじられたり。

 話は彼らとの不穏なやりとりや主人公が家の中で数学の勉強をしていて、奥さんは自由奔放に動き回り、どうやら家を修理する男と昔付き合っていたらしく、男はまだヒロインを狙っているらしいとなってきたり、知的障害がある男性が描かれたり。また旦那さんが仕事に忙しくなると奥さんはそれが不満で邪魔をしたりして喧嘩をしたりします。さらには修理に来ている男たちを挑発して旦那さんやきもきしたり、そうやっても旦那さんは静かで動かない。

 そんな中、奥さんが可愛がっている猫ちゃんが行方不明になって奥さんから修理の男たちが怪しいと旦那さんが言われるけど、それでも動かない。しかも男たちに無理やり旦那さんは狩りに出かけてしまう。狩りに行っている最中に男たちにレイプされる奥さん。ここの描写は結構濃厚で驚きのシーンでした。

 教会での集まりで知的障害を持つ男性を若い女性が誘惑する。娘がいないことに気付いて男たちが騒いで、慌てた男性が若い女性を窒息死させてしまい、逃げてる最中に主人公の運転する車に轢かれて自宅に連れて行って医者に電話するけど出ない。バーに電話したことをきっかけに男たちが主人公の家にやってきて男を渡せと脅してくる。しだいに暴力のテンションが上がってくるこのクライマックスのハラハラドキドキは素晴らしくて、きっかけとなる少佐が殺害されてからの展開は緊張感いっぱいでした。

 キレたダスティン・ホフマンが1人また1人と殺していく姿の怖さとスーザン・ジョージの色っぽさったらなかったです。 

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/11/30 DVD

監督サム・ペキンパー 
脚色サム・ペキンパー 
デイヴィッド・ツェラグ・グッドマン 
原作ゴードン・M・ウィリアムス 
出演ダスティン・ホフマン 
スーザン・ジョージ 
ピーター・ボーガン 
T・P・マッケンナ 
デル・ヘニー 
コリン・ウェランド 
サリー・トムセット 
ドナルド・ウェブスター 
レン・ジョーンズ 
マイケル・マンデル 
ピーター・アーン 
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