映画【イン・ザ・ハイツ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ニューヨークのワシントンハイツという街で移民として苦労して忍耐と信仰で頑張る住民たちの話。

●感想

 ドミニカの海岸で子供たちに自分がアメリカにいたころの話をしているところから始まって、ニューヨークのワシントンハイツの人々の紹介から物量を動員した群衆のミュージカルに圧巻のツカミでした。

 大量のダンサーとラテンやラップの迫力で押してくるパワーで移民の大変さ苦労さで内容としてはヘヴィーですが、暗くならずに生活するワシントンハイツの住民たちの陽気さを見守ることができました。

 主人公はコンビニで働いていていつか故郷に帰る夢を持っている。主人公が片思いしているヒロインは美容院で働いていて夢はファッションデザイナー。街の住民たちの期待を背負ってエリートとして大学に行っていた女性は大学生活に嫌気がさして街に戻ってくる。そのお父さんはタクシー会社を経営していて娘の学費のために会社の半分を売ったりして頑張っている。その他の住民たちもチェーン店とかに商売を押されながらも頑張っていく様子が描かれます。

 映画は各キャラクターの様子を順番に歌って踊ってで描いていきます。街が大停電になるまでのテロップが出てとうとう停電になりエアコンが停まり蒸し暑くなる。老婦人がベッドで自分が移民としてやってきたときを回想しつつ眠りつく。

 主人公は故郷に帰るのか帰らないのか、ヒロインは新しい家の保証人が見つかるのか見つからないのか、大学を行くのか行かないのか、父親との確執は解消されるのかされないのか等、各キャラクターの問題点が次第に解消されて自分らしく生きていこうと頑張る応援歌として楽しく見ることができました。

 ただ映画だからか宝くじに当たってすべてトラブルが解消。というのとかもできすぎではないのかとかファッションデザイナーでアイデアが生まれないというヒロインが街を歩いていたらたまたま…というのとかも最後の最後にできすぎに感じてしまいました。それに140分という長さでほとんどが歌い続けているので見ているのがどっと疲れてしまいました。

 にしてもニューヨークは夏は40℃越えなのかと知ることができた映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/12/05 DVD

監督ジョン・M・チュウ 
脚本キアラ・アレグリア・ヒューディーズ 
原作ミュージカル作詞作曲リン=マニュエル・ミランダ 
原作脚本キアラ・アレグリア・ヒューディーズ 
原案リン=マニュエル・ミランダ 
出演アンソニー・ラモス 
コーリー・ホーキンズ 
レスリー・グレース 
メリッサ・バレラ 
オルガ・メレディス 
ジミー・スミッツ 
ダフィー・ルービン=ヴェガ 
グレゴリー・ディアス4世 
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