●こんなお話
地球の内部でなにやらとんでもないことが起こってるぞ、と平成ライダーのイケメンたちが謎の少年を守ろうとしたら初代ライダーを始めたとした昭和ライダーたちが攻撃してきて、地下の怪人軍団と三つ巴していく話。
●感想
アバンタイトルで破壊された街で平成ライダーと昭和ライダーが戦っているという衝撃から始まり、爆音でライダーたちの戦いが描かれ興奮度MAXのバッチリなツカミでした。巨人ライダーなんているんだ…。
95分ほどの上映時間で怒涛の展開で突き進んでてんこ盛りなので、ボーっとしてると何で戦ってるのかわからなくなるくらいのジェットコースタームービーに仕上がってました。
平成ライダーが地球の危機を救おうとしたら、怪人たちと別に昭和ライダーが立ちはだかる。藤岡弘、さんがどーん! と登場して、昭和ライダーを知らないボクでも豪華感が伝わってきます。そして藤岡さんの「ライダぁ~、変身!」という重低音が響く声での変身ポーズ。熱いです。もはや歌舞伎や能といった伝統芸能の世界だと思います。
これでもかというアクションシーンの数々ですが、それぞれのライダーの特徴や特色を活かした戦いで長い時間のアクションシーンでも飽きずに見ることができて、アクションシーンの組み立てがお見事でした。足場の悪いところで動き回るスタントマンさんたち最高です。
話は、地下からやってくる怪人たち。平成ライダーと昭和ライダーの戦い。少年と両親の話。ライダーの悲しい過去からの再生。
テレビシリーズを見てないと、過去に大切な人をなくしてライダーをやめた青年のくだりとか、他のパートのテンションの高さから一転して落ち着いた話になってしまうので、退屈を感じてしまいました。本人も「これ以上ウジウジ悩んでても仕方ねえ」と簡単に立ち上がるし…。
そして昭和ライダーたちの狙いが判明してからのクライマックス。ここの盛り上がりったらなくて、問答無用のカタルシスでした。全員でドカーン! とライダーキックなんて、ライダー知らなくてもお祭り感最高でした。
ただクライマックスが終わってからの更にまた一戦いるか? とちょっと長かったです。
ただ平成ライダーも昭和ライダーもそんなに知らないボクから見たら、特に話をコロガす平成ライダーたちのイケメンさんたちがみんな同じ顔に見えて誰が誰だかわからず混乱してました。
主演3人の平成ライダーを知ってれば、もっと楽しめると思いますが。ステーキ、カレー、牛丼を同時に食べたかのようなお腹いっぱいの映画で楽しかったです。
☆☆☆
鑑賞日: 2014/03/29 TOHOシネマズ南大沢
監督 | 柴崎貴行 |
---|---|
脚本 | 米村正二 |
原作 | 石ノ森章太郎 |
八手三郎 |
出演 | 井上正大 |
---|---|
半田健人 | |
桐山漣 | |
佐野岳 | |
藤岡弘、 | |
板尾創路 | |
速水亮 | |
菅田俊 |