映画【サウルの息子】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アウシュビッツ収容所でユダヤ人の死体処理を同じユダヤ人にやらせていて、その処理を行う主人公が自分の息子をユダヤ式埋葬しようと奔走する話。

●感想

 スタンダードサイズの画面のほとんどを主人公の姿のみしか映らず、他はピンボケの状態という映像をあまり見たことがないのでそれだけで新鮮でした。しかも背景はかなり作りこまれていて、何やら地獄絵図が繰り広げられているけど、主人公は無表情で淡々としているしでどっと疲れる映画でした。

 ただ主人公がラビという人物を探す姿と囚人たちが反乱を計画して実行するまでの時間が描かれますが、主人公のせいで人が死んじゃったりミスをしてたりするので、どうなんだろうと思ってしまう部分もありました。地獄という極限状態なのは仕方ないとはいえ、主人公に乗れなかったです。

 とはいえ、歴史的にゾンダーコマンドという人たちがいたということが知れるだけでも価値のある1本だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/10/04 DVD

監督ネメシュ・ラースロー 
脚本ネメシュ・ラースロー 
クララ・ロワイエ 
出演ルーリグ・ゲーザ 
モルナール・レヴェンテ 
ユルス・レチン 
トッド・シャルモン 
ジョーテール・シャーンドル 

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