映画【劇場版MOZU】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　同時多発テロが起こって、テログループの目的である女の子を巡って、大人たちがハイテンションで騒ぐ話。

●感想

　当然っちゃ当然ですがテレビシリーズを見ていないと、終始誰が何をしている物語なのかがついていきにくくて、しかも役者さんたちはみなさんハイテンションでカメラも常に動いているのでどっと疲れてしまいました。カタキ役とかはみなさん高笑いするのが凄かったです。

　基本は誘拐された娘さんを助ける主人公たちですが、高速で展開していくのでこれまたついていくのが大変でした。さらわれてすぐに東南アジアに飛んだシーンになって、娘さんを追いかけているというシーンなので、どうやってそこに行って追いかけっこをしているのかとかわからなかったり、しかも見せ場であるアクションシーンも冗長に感じてしまってつらかったです。カタキ役の松坂桃李さんと池松壮亮さんのバトルもテレビを見ていないといきなり出てくる池松壮亮さんが戦っているのを呆然と見てました。これまたハイテンションで出てくる長谷川博己さんも襲ってきているのか助けに来ているのかとかテレビを見ていないとよくわからなかったです。

　主人公たちもオマヌケでせっかく連れ戻した娘さんが次のシーンで簡単に再び誘拐されたりして何をしていたんだと敵が凄いのではなく主人公たちが弱すぎるのではないのかと思ってしまう展開でした。ロケットランチャーで撃たれようがナイフで何度も刺されようが立ち上がる主人公の強さに感心する映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/10/03　Blu-ray