映画【スネーク・アイズ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 嵐のボクシング会場で国防長官狙撃事件が起きて刑事さんが目撃者とかに事情聴取して真相に迫る話。

●感想

 嵐が近づているリポーターの映像から始まり、熱狂のボクシング会場で主人公の刑事が動き回り天地人の説明があって国防長官の狙撃事件があってパニックの会場。主人公が国防長官と直前まで喋っていた女性を探してくうちにミサイル技術の陰謀が明らかになっていく。

 冒頭のデ・パルマ作品の特徴である長回しが炸裂していて、主人公のニコラス・ケイジが会場を歩き回りながら知り合いなどと会っていく。凄い練習したのかな? と思いながら、主人公たちが台詞を噛まないのだろうかとか主人公たちの奥で動く人たちも注視してしまう集中力がアップする凄いシーンでした。

 狙撃事件が起こって、主人公が関係者に話を聞いていく。そこでAさん、Bさん、Cさんと証言を聞くたびに狙撃までの映像が違う人の視点となって、それで少しずつ思っていた話と違うということがわかっていきます。その同じシーンなのに視点が変わっていて違う意味になるという面白さを楽しむ映画でした。

 八百長したのではないかというチャンプ。親友の警護担当の軍人。直前まで国防長官と話していた謎の女性。そして会場の監視カメラの調査と視点が変わっていきます。

 ミサイル技術に関する陰謀で狙撃事件が発生したというのが明らかになっていき、汚職まみれの主人公がどうするのか揺れ動きます。それでも主人公にも信念があるのか弱気を守るという選択をしてくのが感動的でした。

 ただ最後の最後で主人公と守るべき女性が銃を向けられるピンチが逆転するのが嵐で壁が崩れて、そこにちょうど警察がいてという解決法がめちゃくちゃ偶然というのがカタルシスが得られなかったです。それに狙撃事件の計画自体も無理やりなのではないかと思ってしまいますが、90分ちょっとの時間はそういうのを忘れて楽しめるエンタメ映画だったと思います

☆☆☆☆

鑑賞日:2021/12/19 Disney+

監督ブライアン・デ・パルマ 
脚本デイヴィッド・コープ 
原案ブライアン・デ・パルマ 
デイヴィッド・コープ 
出演ニコラス・ケイジ 
ゲイリー・シニーズ 
ジョン・ハード 
カーラ・グギノ 
スタン・ショウ 
ケヴィン・ダン 
マイケル・リスポリ 
ジョエル・ファビアーニ 
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