映画【シン・シティ 復讐の女神】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 悪い連中が支配している街で、いろんな人たちが復讐する話。

●感想

 コミックをそのまま再現したような表現方法が前作同様独特の雰囲気で魅せる映画でした。主人公たちの膨大なモノローグで自分の気持ちを語って、それぞれリベンジしていく。

 ただ妙に展開が遅くてマッタリしているし、アクションシーンも残酷だけど、ここもコミック的すぎてテンション上がらないし新しい描写も特にないので退屈に思えました。
 それぞれの復讐も、支配者にポーカーで挑む男なんて果たしてあれで復讐できたのだろうか? とカタルシスを得られなかったです。その後に支配者がポーカーで負けたという噂が広まってダメージを受けるという描写がないと、それで終わり? と気持ちが盛り上がらず。
 
 1つの街で様々な登場人物が同時進行で進んでいく群像劇ですが、どのエピソードも復讐というベクトルがてんでバラバラなため、見てて盛り上がらない原因だと思いました。
 金持ちと結婚したかつての恋人の元へとやってくる探偵のエピソードも結構長いこと描かれますが、どうでもいいっちゃいいエピソードで、復讐の対象が街の支配者と元カノと分散してしまっているのが痛いと思いました。

 街の支配者も絶対勝てない相手という恐怖として描かれますが、クライマックスでは結構簡単に殴り込みを許しちゃったりして、今までよく誰も乗り込まなかったなと疑問でした。

 ビジュアルも前作のときと変わらず、話もダラダラとしていて退屈に感じてしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2015/01/12 TOHOシネマズ南大沢

監督ロバート・ロドリゲス 
フランク・ミラー 
脚本フランク・ミラー 
原作フランク・ミラー 
出演ミッキー・ローク 
ジェシカ・アルバ 
ジョシュ・ブローリン 
ジョセフ・ゴードン=レヴィット 
ロザリオ・ドーソン 
ブルース・ウィリス 
エヴァ・グリーン 
パワーズ・ブース 
デニス・ヘイスバート 
レイ・リオッタ 
ジェイミー・キング 
クリストファー・ロイド 
ジェイミー・チャン 
ジェレミー・ピーヴン 
クリストファー・メローニ 
ジュノー・テンプル 
レディー・ガガ 

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