映画【十二人の死にたい子どもたち】感想(ネタバレ)

shinitai12
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●こんなお話

 高校生に見えない高校生たちが自殺しようと集まるけど、なかなか決められない話。

●感想

 若手俳優さんたちが集まってみんなで推理や議論を繰り広げるというのは、その役者さんのファンにとっては楽しい時間の映画だと思いました。

 ただ正直、ファンでもなんでもない者から見ると。高校生にとても見えない人たちがうじうじ悩むというだけでずっと話が続くのと推理というか超能力に近いものではじめましての人の行動を推理して、その推理の説明とその再現シーンが繰り返されるだけで、何の面白さを感じることができなかったです。

 虐待やいじめ、ネグレクトとかもあったと思いますが。死にたい理由がそれぞれあって、それが日本の社会問題とかを描いているのだとは思いますが、彼らがそれを長々と自分の過去を語るのが演技力の問題なのか演出の問題なのか素人目にはわかりませんが、何の動機の説明にもなっていないと思いました。

 子どもたちが勝手に悩んで推理して解決していくだけにしか見えずに、頭から血を流して普通に室内に入ってきて、その後普通にしているという姿とかコメディにしか見えなかったです。

 ちょっと役者さんの力を頼りにしなくてはいけない室内での会話劇でモチーフの失敗なのではないかという映画でした。

鑑賞日: 2020/02/02 日本テレビ

監督堤幸彦 
脚本倉持裕 
原作冲方丁 
出演杉咲花 
新田真剣佑 
北村匠海 
高杉真宙 
黒島結菜 
橋本環奈 
吉川愛 
萩原利久 
渕野右登 
坂東龍汰 
古川琴音 
竹内愛紗 
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