映画【シャークネード】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　人食いサメと竜巻があわさった話。

●感想

　数多く作られてきた人食いサメとの戦いというなんら新鮮味のない設定ですが、それに竜巻を組み合わせて、空からサメが降ってきて人間を襲うというアイデア一本勝負の作品で、それで一点突破を突き進む内容でした。

　低予算映画ならではの浮いたCGとかもこの手のジャンル映画ならではだし、チェーンソーを持った主人公が無敵で、ラストシーンはなかなかの名シーンだったと思います。

　ただおバカ映画として見たら意外と言ったら失礼ですが、真面目な展開で笑えそうなのにあんまり笑えないシーンも多くて、特に中盤から息子を探すシークエンスからは冗長に感じてしまって90分足らずの映画だけど結構退屈に感じてしまう部分もありました。ヘリコプターの上から爆弾を落とすというクライマックスもそんなに盛り上がることはなかったです。

　そしていくら低予算映画だからと言っても雨なのに地面が乾いていたり、全く運転しているように見えない車内とか自主映画でももっと工夫しているカットもあったりしておバカ映画だからという前提で見ても首をかしげてしまって内容に入り込めない部分もある映画でした。冒頭でサメを密漁しているみたいな悪そうな人とアジア人との取引のシーンがありますが、あの人たち一体何者だったんだろう？　と疑問な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/30　NETFLIX