●こんなお話
沖縄諸島・粟国島を舞台にしたバラバラだった家族がいろいろあって洗骨する話。
●感想
土葬してしばらくしたのちにその人の骨を洗う。という文化風習を見られて、そういった文化風俗を勉強できる教科書的な面白さがある映画で、モチーフの勝利だと思いました。
話自体は、母親が亡くなって、やる気がなくて何もできないお父さんとそのお父さんに嫌気がさしている長男といきなり臨月で帰ってきてシングルマザーとして生きようと決心している長女が帰ってきて、狭い島の中で噂が立ったり喧嘩したりと目新しさ的なものは感じられなかったです。
空撮で粟国島の景色が挿入されて、沖縄ののんびりさ美しさが堪能できて、クライマックスの洗骨するシーンの長いことセリフもなく続くのとか映画的なシーンがあって集中して見られる良いクライマックスでした。が、突然の出産シーンになって、みんなであたふたしてその場で出産するという流れはなかなか唐突すぎて、すぐ横にしゃれこうべがあるのに、みんなで出産を手伝うという流れには結構戸惑ってしまいました。
長女のお腹の子どもの父親である店長さんがやってきてからは、コメディリリーフとして彼が空気を読まないで動き回る姿は楽しかったです。
この映画では喧嘩してる途中で魚の大群が来たとみんなで協力して漁をして、仲が深まる。という流れなので、くよくよ悩んでいるんだったら身体を動かせ働けということが勉強になる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2019/12/22 DVD
リンク
| 監督 | 照屋年之 |
|---|---|
| 脚本 | 照屋年之 |
| 出演 | 奥田瑛二 |
|---|---|
| 筒井道隆 | |
| 水崎綾女 | |
| 大島蓉子 | |
| 坂本あきら | |
| 山城智二 | |
| 前原エリ | |
| 内間敢大 | |
| 外間心絢 | |
| 城間祐司 | |
| 普久原明 | |
| 福田加奈子 | |
| 古謝美佐子 | |
| 鈴木Q太郎 | |
| 筒井真理子 |


