●こんなお話
大学生の息子さんを亡くして、仕事やめてヨットで気ままに生活していた主人公が息子の遺品の中から自作の曲を見つけて、それをバーで歌ってたらその歌を気に入った若者たちと一緒にバンドを組んでいく話。
●感想
愛する者を失った主人公が喪失の日々を過ごしていたけど、息子の音楽を演奏して再生の感動ものなのかと思いきや、中盤で意外な方向に進んで戸惑う作品でした。
音楽シーンはどれも楽しくて上がるシーンで素晴らしかったです。バンドの成長ものとして楽しい演出でした。
ところがやっぱり中盤の方向転換でどうしてそういう行動を主人公はするの? と思ってしまうところが個人的にはあってついていけなかったです。セオリー通りの構成を外しているのはチャレンジ精神があっていいとは思いますが、ちょっと視点が一方通行すぎて首をかしげてしまう内容でした。
痛ましくて重たい題材だけど軽くポップに描かれて見やすい100分間で、歌というのは作った人がどんな状況でもどんな人間であっても生き続けるという音楽の力を信じられる作品でもありました。
☆☆☆
鑑賞日: 2016/02/21 DVD
リンク
監督 | ウィリアム・H・メイシー |
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脚本 | ウィリアム・H・メイシー |
ジェフ・ロビンソン | |
ケーシー・トゥウェンター |
出演 | ビリー・クラダップ |
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アントン・イェルチン | |
フェリシティ・ハフマン | |
セレーナ・ゴメス | |
ローレンス・フィッシュバーン | |
ジェイミー・チャン | |
ウィリアム・H・メイシー |