映画【龍三と七人の子分たち】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 かつての老ヤクザたちが集合して組を作って今の半グレグループに見たいなのと対立していく話。

●感想

 昔ガタキのヤクザたちが今の時代にあらわなくて戸惑う様子をコミカルに描いてきます。オレオレ詐欺や布団なんかを売る詐欺に引っ掛かりそうになったり、バイオレンスなヤクザが一生懸命動く姿が面白かったです。
  
 ただギャグが笑えるところと笑えないところが個人的にはあって、笑えるところも小さいギャグが連続して起こる感じなので、物語としての躍動感がなくてブツ切りでこういう事があった。こういう事があった。の繰り返しで115分間退屈でした。
 クライマックスのカーチェイスからの流れも全くと言っていいほど笑えないもので、今の時代で見るとだいぶ古臭い展開だったと思いました。

 個性的なおじいちゃんたちが集まって若い者たちには負けん! という展開は熱いですが。北野映画独特のリズムがスピード感とかを消してしまって、短編映画を繋いだようなもので乗り切れずに終わってしまいました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/02/03 試写会  2016/01/22 DVD

監督北野武 
脚本北野武
出演藤竜也 
近藤正臣 
中尾彬 
品川徹 
樋浦勉 
伊藤幸純 
吉澤健 
小野寺昭 
安田顕 
矢島健一 
下條アトム 
勝村政信 
萬田久子 
ビートたけし 

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