映画【リップヴァンウィンクルの花嫁】感想(ネタバレ)

Rippu Van Winkuru no hanayome
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●こんなお話

 結婚したと思ったら速攻離婚しちゃうなかなかの落ち込みっぷりの主人公が新しい仕事でメイドとして働き始めたら、同じ屋敷のメイドさんとなかよくなっていって、そのメイドさんの秘密を知って最終的に成長していく話。 

●感想

 逆光にクラシックが流れて…。とう映像が最初から最後まで全開でこれぞTHE岩井映画な映画でした。 

 主人公が落ち込むだけ落ち込んで、そこにお屋敷で働くメイドさん仲間がいてその人と深い関係になっていくというストーリーも岩井作品らしい作劇でした。 

 豪邸には猛毒の生き物が飼われていて、メイドさんは女優をやっているらしいけど。ある日高熱を出して仕事に行けない感じになった時にマネージャーさんから連絡が入って、彼女の本当の仕事がわかる。しかも彼女は○○で……。そこで便利屋に頼んで主人公が呼ばれた理由がわかって。という意外性で物語を引っ張る構成も楽しく見ることができました。 

 後半はいろいろな理由が判明していく面白さがありましたが、個人的には前半の主人公がSNSで旦那さんと出会って結婚式してけど不倫しているらしいということがわかって…。とかのくだりがそこまで時間をかけて描く必要があったのかがわからなかったです。そのため話が進んでいるように見えず、鈍重に感じてしまいました。 

 岩井作品らしい現実離れしたファンタジー世界のような日本がじっくりと堪能できる作品でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2016/04/07 チネチッタ川崎  2017/04/12 DVD

監督岩井俊二 
脚本岩井俊二 
原作岩井俊二
出演黒木華 
綾野剛 
Cocco 
原日出子 
地曵豪 
毬谷友子 
和田聰宏 
夏目ナナ 
金田明夫 
りりィ 

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