●こんなお話
恐竜が絶滅しなかった地球で弱虫の恐竜と野犬みたいな人間の少年が離れた故郷に帰る話。
●感想
圧倒的に映像が綺麗で水の表現とかは実写とどこが違うんだろう? というレベルでした。そして話は川で溺れて流された主人公たちが家に帰るまでのロードムービー。
行って帰ってくるだけのストーリーでも傑作はいっぱいあると思いますが、この映画は何とも薄味に感じてしまって90分が退屈でした。
恐竜が絶滅せず文明を気づいているという設定が面白そうですが、その設定があまり意味のあるものに感じられなかったです。そのため冒頭の主人公の恐竜一家の日常シーンからして掴まれることはなかったです。そもそも主人公が恐竜である意味があったのだろうか? とか仲良くなるのが人間の子どもである設定があったのか? とか気になっちゃって入り込めなかったです。人間の子どもなんてオオカミとかでも成立したのではないのかとか考えちゃいました。
主人公のお父さんとかティラノサウルスのお父さんとかお父さんキャラが説教くさいのも入り込めず。自分のやるべきことを達成できたら足跡をつける、みたいなアメリカンな通信簿みたいなのとかも何だかなぁーといった感じでした。
主人公たちがただ家に帰る途中にカタキ役に襲われたりしますが、そのキャラクターたちもこれといった怖さもなく、CGアニメらしい縦横無尽なアクションとかの魅力もそこまでなかったです。
とはいえ、唯一笑ったのは主人公たちのトリップ映像が楽しかったです。そして、主人公は崖から落ちすぎ溺れすぎとかどうでもいいことが気になってしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2016/04/12 チネチッタ川崎
リンク
監督 | ピーター・ソーン |
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脚本 | メグ・レフォーヴ |
出演 | フランシス・マクドーマンド |
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サム・エリオット | |
A・J・バックリー | |
アンナ・パキン | |
レイモンド・オチョア | |
ジャック・ブライト | |
ジェフリー・ライト | |
ピーター・ソーン |
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