映画【7号室】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 すたれたDVD個室店を何とか売ろうとするけど、事件事故が起こっててんやわんやのオーナーとバイトくんの話。

●感想

 韓国の貧困事情というのが垣間見れて、儲かると思ってDVD個室店を開いたけど全然儲からなくて家賃も滞納しちゃってるしで売ってしまおうとバイト君を新たに雇って体裁を整えようとしていて、新しいバイト君にハプニングが起こって…。

 という序盤までは興味深く見ることができました。ただオーナーとバイト君がそれぞれヤバいものを隠そうとしてドタバタになるという展開も狭い室内で舞台劇のようなすれ違いや思い違いとかの面白さになりそうですが、起こることは本当にもみ合いだったり殴り合いだったりの文字通りのドタバタが起こるくらいでバレるかバレないかのサスペンスとかもそれほどなかったです。刑事さんが怪しんでやってきたり、麻薬の元締めからのプレッシャーとかもそこまで怖いものではなかったです。

 主人公たちが警察の捜査をギリギリのところでかわすとか親族からの疑惑をギリギリのところでかわすとかそういった過程もあまりなく、気づいたらそこになにもなかったとかの繰り返しなので全体的にダレてしまいました。

 それに新しいバイト君の朝鮮族の子のことを思うと終始楽しめなくて、あまりにも扱いが可哀そうでした。主人公たちにそれなりの映画内での因果応報が欲しかったです。

 ちょっと100分間が長く感じてしまう映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2019/07/02 DVD

監督イ・ヨンスン 
脚本イ・ヨンスン
出演D.O. 
シン・ハギュン 
キム・ドンヨン 

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