映画【プロミスト・ランド】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 シェールガス採掘を行う会社員の主人公が田舎の村をターゲットに次々に土地を契約していくけど、環境保護団体が現れて計画が上手くいかない感じになっていく話。

●感想

 次々に契約を結ぶやり手の主人公がいて、序盤は村人たちを丸め込んでいくけど、シェールガスを採掘すると土地が壊れるという環境破壊があるらしいぞと宣伝する男が現れていく。
 環境保護VS企業という対立の軸でわかりやすい展開が行われて、話的にはスピーディーに進みますが、淡々と描かれていきます。

 最初は上手く物事が進んでいくけど、流れが逆風になって、なにもかも上手くいかない。けど環境破壊を証明しているはずの写真にあることが判明して……というものがありますが、これは主人公自らが証明したわけではなく、会社が調査しただけなので、投票前日に判明しなかったらどうなっていたんだろう? と考えてしまいました。

 資本と環境という対立構造は考えるものだし、言わんとすることはわかりますが。作品全体の迫力にはすこし不足していて、途中に出てくる主人公と良い感じになる女性だったり、最初に異議を唱える老教師とのやりとりだったり、主人公自身も祖父との思い出があったりと良い感じのメッセージがあるのに良い感じで終わってしまっているようで残念な映画でもありました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/05/06 DVD

監督ガス・ヴァン・サント 
脚本ジョン・クラシンスキー 
マット・デイモン 
原作デイヴ・エッガース 
出演マット・デイモン 
ジョン・クラシンスキー 
フランシス・マクドーマンド 
ローズマリー・デウィット 
ハル・ホルブルック 
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