映画【レッド・ファミリー】感想(ネタバレ)

RED FAMILY
スポンサーリンク

●こんなお話

 理想的な家族の4人だけど、実は北朝鮮の工作員でいろんな任務を実行するけど、家族のあり方に考えていく話。

●感想

 北朝鮮の工作員として生きる4人の疑似家族と対比して出てくる隣人の韓国人ファミリー。堕落した資本主義と罵りながらも、本音でぶつかり合う家族の姿にどこか憧れている主人公たち。
 隣人の喧嘩を4人のメンバーが聞きながら、故郷の家族を想っているシーンは感動できるものでした。理想的な社会を求めようとするも、理想的な家族が隣の資本主義に染まった家族にあると気づく。

 チームの1人の奥さんが脱北して捕まったことにより、裏切り者を暗殺したら許されるかも。という独断で実行したら、その人物が実は…な展開からピンチに陥っていく。

 後半から自分たちが生き残るためには隣人を暗殺しろという命令が下って、一計を案じる主人公たちという流れ。
 ここからの展開が少し弱い印象でした。厳しい現実にもう少し立ち向かうことをしてほしかったのが個人的な気持ちでした。あまりにも悲しすぎる終わり。

 家族が一緒に当たり前にいることが幸せに感じられる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/05/10 Blu-ray

監督イ・ジュヒョン 
原案キム・ギドク 
出演キム・ユミ 
ソン・ビョンホ 
チョン・ウ 
パク・ソヨン 
パク・ビョンウン 
タイトルとURLをコピーしました