映画【おとうと(2010)】感想(ネタバレ)

ototo2010
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●こんなお話

 お母さんには大阪におとうとさんがいて、その風来坊のおとうとさんはお酒を飲むと暴れまわって親戚から嫌がられている。そんなお母さんとおとうとさんの絆の話。

●感想

 周囲に迷惑をかけてばかりで子どものような行動をするおとうと。けれど人一倍周囲の気持ちがわかっているというキャラクターは素晴らしかったです。彼の家で、鳥を飼っているけど鳥かごには入れずに放し飼いにしているところの象徴なんかはこのおとうとの性格を表している名シーンだと思いました。
 けど120分でシークエンスの数が少なすぎるような気がしました。最初は娘の結婚式で酔っぱらって大暴れするおとうとのくだり、ここが長すぎで20分近く描いてたと思いますが果たしてそんなに必要なのだろうか。
 その後、おとうとに金を貸していた女性がお姉さんのもとへやってきてお姉さんとおとうとの絶縁へと流れていって……と。そのあとすぐにおとうとの病気の発症と、大暴れするけど実はおとうとはこういう人物だったというところで感動すると思いますがあきらかに描かれ方が不足していると思いました。

 それに娘さんは序盤で結婚離婚してすぐにまた再婚と怒涛の時間の流れでこれまた戸惑いながら見てました。 
 娘は「おじさんのことは大嫌い!」と言ってたのに、最後は婚約者と車で駆けつけ泣いてるのも、一体いつの間に心情の変化があったのかわからなかったです。
 娘の結婚相手であるお医者さんの旦那さんは嫌味な奴で悪い感じに描かれます。そしてNPOの人たちはめっちゃ善人。善人すぎて逆に怖いという。こういうステレオタイプな役回りは山田作品の特徴か。

 ただダメな男が死にましたって話に見えてしまいました。

☆☆☆

鑑賞日:2014/02/12 Hulu

監督山田洋次 
脚本山田洋次 
平松恵美子 
出演吉永小百合 
笑福亭鶴瓶 
蒼井優 
加瀬亮 
小林稔侍 
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