映画【幸福路のチー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 激動の近現代の台湾で幼いころを思い出したり、離婚問題に悩んだりする話。

●感想

 手書きの暖かさに台湾が舞台だけど家族の風景とか日本にも近くてノスタルジーな気持ちにさせてくれる映像でした。主人公が里帰りしてそのまま子ども時代を回想して、そこで台湾の政治なども庶民の生活に影響を受けながらも必死に生きるNHKの朝ドラのような展開で国民党が台湾にやってきて北京語を公用語に強制されたり台湾総統選挙があったり地震があったりアメリカ行って必死に生きる主人公の姿と家族や友人たちもアイデンティティーが揺れながら生きる姿を同時進行で描いていきました。

 ただ子ども時代や空想などでアニメーション特有のファンタジー表現が面白かったですが、起こることは凄いのに個人的には単調に感じてしまって終始眠たい表現でした。それにこれを見て主人公が離婚しようが親の元に戻ろうが知ったこっちゃないという冷たいままの100分間でした。イコールあまり面白くないアニメーションでした。

高畑勲監督作品とかを見てしまっている身としてはこれを見て心が動かされることはなくて、残念なアニメーションでした。

☆☆

鑑賞日: 2019/12/08

監督ソン・シンイン 
脚本ソン・シンイン 
出演(声)グイ・ルンメイ 
ウェイ・ダーション 
チェン・ボージョン 
リャオ・ホェイジェン 
ウー・イーハン 

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