●こんなお話
アル中の男がある日突然一室に監禁されて、20年後に解放される。娘に会いたいという気持ちと誰が何のために自分を監禁したのか? と駆け回る話。
●感想
ジョシュ・ブローリンさんのお芝居が堪能できる映画でそれだけでも価値のある映画だと思いました。序盤30分はほとんど一人芝居で引っ張る力が凄いです。
韓国版のオリジナルと同じで構図なんかも真似ているところがあって、リメイクの意味って何だろう? と考えてしまう映画でした。アクションシーンなんかもバイオレンス度が凄かったですが、ハンマーで西洋人が殴りあう姿を見てて、拳銃は使わないのかな? と疑問がよぎってしまって、せっかくの長回しのアクションも入り込めなかったです。
序盤、主人公のキャラクターを説明しますが。ここがチト長いです。アル中で酷い男だというのはわかりますが、監禁されるまでが長いし、監禁されてからもちょっと長くて、話がコロガリはじめるのは監禁から解放されてからが動き始めるので、もう少しタイトにしてもよかったのではなかろうか? と個人的には思いました。
解放されてから、同級生とヒロインの協力を得て、ギョーザを手掛かりに犯人へと迫っていく。そして学生時代の出来事がきっかけになっているらしいぞ、となる。
誰ひとり学生時代の思い出を覚えてないのもどうなの? と思ってしまいますが、加害者にとっては覚えてないくらいの出来事でも被害者にとっては生き死にに関わることなんだろうなと勉強になりました。
乗り切れない映画でもありましたが、話自体は面白くて、誰が何のために監禁したのか? 娘はどこにいるのか? というのを探っていくミステリーとして楽しく見ることができました。
☆☆☆
鑑賞日: 2014/06/29 立川 CINEMA CITY/TWO 2014/11/14 DVD
監督 | スパイク・リー |
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脚本 | マーク・プロトセビッチ |
原作 | 土屋ガロン |
嶺岸信明 |
出演 | ジョシュ・ブローリン |
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エリザベス・オルセン | |
シャルト・コプリー | |
サミュエル・L・ジャクソン |