映画【オクジャ】感想

Netflix

●こんなお話

 食糧危機問題を解決するために開発されたスーパー豚を10年間かけて育てたブリーダーがいざ企業に豚を返すことになったら、やっぱりイヤだと豚を取り戻そうとする「ブタがいた教室」的な話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 ポン・ジュノ監督らしいオフビートな笑いが散りばめられていて、序盤は自然の中で暮らす少女とスーパー豚の日常があり、10年経ったのでアメリカに連れ去られちゃうのでそれを阻止しようとする少女の物語で、動物愛護団体との通訳が無茶苦茶しちゃってかみあわない会話とか笑えてよかったです。よくわからない伝統を重んじてそれを指針に行動して、どこかこういった愛護団体をバカにした描き方も笑えました。企業側もおかしな人たちだらけで主人公の少女以外の大人たちがみんなヘンテコなキャラクターなのもコメディとして楽しめました。

 特にクライマックスでの屠殺する工場で企業側との解決策が冒頭に出てきたあるアイテムを使っての解決ですが、そんな今までのことを水に流して全部が解決というのもあのアイテムにそこまで価値があるのがそこで判明するので、序盤にもう少し伏線をはってほしかったです。

オクジャだけを解放して残りのスーパー豚たちがどうなるんだという食糧危機に対してどういう対策が必要なのかという根本的な問題が解決しないまま終わるのもこれはこれでアリな描き方だと思いますが、もう少し何かしらの答えを出してほしかったです。

それとコメディ映画なので仕方ないですが、企業側の警備がゆるゆるで韓国での企業に忍び込む主人公やクライマックスの工場も簡単に忍び込めたりと障害の高さがあまり感じられないのもアクションアドベンチャーとしては盛り上がりに欠けました。そして予算はあると思いますが、肝心のオクジャのCGがだいぶゆるくてリアリティがなくて、世界観に入り込めない原因のキャラクターでした。

 とはいえ、テンポがよくて悪人は登場しないエンタメ映画で120分飽きずに見ることができました。

☆☆☆☆

観賞日:2017/06/30 Netfilx

監督ポン・ジュノ 
脚本ポン・ジュノ 
ジョン・ロンソン 

出演ティルダ・スウィントン 
ポール・ダノ 
アン・ソヒョン 
スティーヴン・ユァン 
ジェイク・ギレンホール 
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