●こんなお話
大鹿村の騒動記の話。
●感想
バスが大鹿村にやってきて顔を隠した男女が降りてくる。鹿料理屋にやってきたバイトくん。そこを営む歌舞伎の練習をする親父さん。
原田芳雄さんの元へ戻ってきて、ボケてしまった奥さんを返すとハチャメチャな事を言う幼馴染の岸辺一徳さん。一方、リニア誘致で喧嘩する石橋蓮司さんと小倉一郎さん。役所の総務をやっている松たか子さんと、全員の登場シーンが笑えます。
喧嘩をしながらも、歌舞伎がこの村に根付いていて。歌舞伎中心で物事を考えながら、話を進めていく姿はとてもうらやましく思えました。
そして、嵐の日に奥さんが飛び出して。奥さんを探す原田芳雄さんとその結果はなかなか感動的で、そしてクライマックスのみんなで歌舞伎をするシーンで。奥さんは許すのか許さないのか、笑えて泣ける面白い映画でした。エピローグのバス停のシーンもとても面白かったです。
三國連太郎さんのシベリア抑留体験を静かに語るシーンなんかもかなりのリアルさで一気に緊張感があがりました。
ただ、90分という短さの割りに少しエピソードを詰め込みすぎな感じがしました。リニアモーターカーとか地デジの波みたいなものが後半、関係なかったのが残念でした。
それに、佐藤浩市さんが本筋とはあまり関係ない人物だったのも残念です。とはいえ、ラストの告白は笑えました。
とはいえ、豪華キャストが楽しそうに本物のお芝居を見せてくれて。ノンストップの90分でした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2012/06/10 DVD
リンク
監督 | 阪本順治 |
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脚本 | 阪本順治 |
荒井晴彦 |
出演 | 原田芳雄 |
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大楠道代 | |
岸部一徳 | |
佐藤浩市 | |
松たか子 | |
瑛太 | |
石橋蓮司 | |
三國連太郎 | |
冨浦智嗣 | |
小倉一郎 | |
でんでん | |
加藤虎ノ介 | |
小野武彦 | |
笠松伴助 | |
中沢青六 |