映画【ナラタージュ】感想

WOWOW

●こんなお話

 高校時代の先生と教え子が付き合うか付き合わないかの140分の話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 主人公は映画の配給会社に勤めているらしく、彼女の回想で高校時代に好きだった教師との話になって、大学時代にその教師から演劇部の協力を求められて再会して恋の気持ちがふつふつと湧いてくるという。

 この教師が妻が物置に火をつけて母親を…という衝撃の行動をしているけど、そこらへんはさらりと流されていたりするのが戸惑う人間関係でした。それに「妻とは別れた」と言いながら近づいてくるというのは、典型的な不倫男ではないのかと疑惑の眼で見てしまうキャラクターの先生でした。最後に「これは恋じゃなかった」と言いながら、最後に肉体関係を結ぶのは、それこそただの性欲を満たしたいだけだったんじゃないかと思ってしまいましたが。映画としてはいたって真面目に描いているので、どういう気持ちになればいいのか終始戸惑ってしまいました。

 演劇で知り合って、付き合うことになる男性も、付き合った途端にスマホ見せろ強要、土下座強要などなかなかのサイコパスっぷりを発揮して主人公の男を見る目がなさすぎで、そこらへんは同情できる内容でした。

 有村架純さんが常に暗くて、恋をしていたり付き合いたてのキラキラ感やワクワクに満ちている喜んでいるという状態があまりないのが、ただでさえ暗くてどんよりした空気を余計にどんよりムードを増しているキャラクターでした。そのテンションが映画全体ずっと同じテンションで進むので、キャラクターやストーリーに入り込めないと結構長い時間退屈に感じる内容でした。

 あまり演劇部で彼らがお芝居の稽古をして、お客さんの前で披露するという演劇部のカタルシスはあまりなく、お芝居のシーンもダイジェスト的に流されるだけなのが肩透かしでした。今までの練習シーンとかの意味がなくなってしまっているため、盛り上がりに欠ける中盤まででした。

 そして、いかんせん140分はチト長すぎて、コロコロを転がしてついてくるおじさんは一体誰だったんだろう? な映画でした。

☆☆

鑑賞日:2020/04/05 WOWOW

監督行定勲 
脚本堀泉杏 
原作島本理生
出演松本潤 
有村架純 
坂口健太郎 
瀬戸康史 
市川実日子 
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