映画【ミュンヘン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 パレスチナのゲリラがミュンヘンオリンピックでイスラエルの選手を殺害して、報復でイスラエルの工作員が首謀者を暗殺していく話。

●感想

 冒頭でオリンピックでのテロがあって、そこからドイツ系イスラエル人の主人公がイスラエルの首脳に報復作戦を命令されてチームを組んで、命令通りに暗殺をしていく。
 この時の仲間たちがその道のプロという人たちではなく、暗殺のたびにドタバタして全く持ってプロじゃないのがハラハラドキドキを増してて面白かったです。暗殺する対象を教えられて、暗殺を決行。また命令されて、決行。という1つ1つを淡々と描いていきながら、3時間近い長い映画ですが飽きずに見られました。めっちゃ疲れる内容でしたが。

 毎回、暗殺をやっていきますが。そのたびに暗殺の対象ではなく幼い娘さんを殺害しそうになったり、爆薬の量を間違えて一般人を巻きこんだり。そして暗殺の対象者が本当に悪人なのか? と悩んだり、暗殺を実行されてもまた新たな指導者が出てきて、この作戦に意味があるのかと見せていく。
 そして味方が逆に暗殺され始めたりしていく。

 反復される暗殺シーンに国のため家族のためにやってきたのに、しだいに家族が危機にさらされていくという業を描いた話で面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/04/02  TSUTAYA TV

監督スティーヴン・スピルバーグ 
脚本トニー・クシュナー 
エリック・ロス 
出演エリック・バナ 
ダニエル・クレイグ 
シアラン・ハインズ 
マチュー・カソヴィッツ 
ハンス・ジッヒラー 
ジェフリー・ラッシュ 
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