ドラマ【24 TWENTY FOUR シーズン6】感想(ネタバレ):ジャック・バウアー再び!怒涛のアクション満載

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●こんなお話

 連続テロや小型核爆弾、中国政府との戦いとか相変わらずいろんな出来事が起こる24時間の話。

●感想

 小型核爆弾によるテロがテーマになっている今シーズンですが、前シリーズでも似たような展開があったので衝撃としてはそこまで新鮮さはなかったです。とはいえ、やっぱり1話40分の中にアクションシーンがこれでもかというほど詰め込まれていて、気づけば夢中になって観てしまうという。ある意味、毎シーズンのお決まりを期待して見るシリーズなので、既視感があっても楽しめるのが強みだと思います。

 主人公ジャック・バウアーは今回も健在で、命令無視・強行突破・自己判断のオンパレード。政府機関と真っ向から対立して、周囲を混乱に巻き込みながら突き進んでいくけれど、最終的には「やっぱりジャックが正しかった」という流れになるのがすごいです。もはや彼がルールそのものを破壊して物語を回している感じで、ツッコミどころ満載ですが、それがこのドラマの魅力。

 大統領周辺もCTU内部も毎度のように誰かが内通者で、疑心暗鬼と拷問が飛び交ういつもの展開。それに加えて、今回はジャックの家族が巻き込まれていて、バウアー家が本格的に崩壊していく様子は、まるで呪われた一族のようで笑ってしまうくらいのカオスっぷりでした。

 物語中盤では、ドイル捜査官という新キャラが登場する。最初は冷酷で暴力的なサディスト系の敵キャラかと思いきや、なぜか途中から人情派に変貌していく。いったい何があったのか説明もなく、キャラ変があまりに急すぎて戸惑ったけれど、ストーリー的にはアリな方向に収まっていたと思います。

 過去作の主要キャラたちが次々と退場していくのはやっぱりショックだったし、思い入れのあるキャラクターが消えていくのは寂しさもあったり。でも、その分、ストーリーに緊張感が生まれていて、次に何が起こるかわからない面白さもありました。

 テロ事件が一段落してからのオードリー関連の展開は、正直ちょっと蛇足気味に感じましたが、それでも最後まで盛りだくさんの展開で飽きさせないドラマでした。ド派手な銃撃戦や爆破シーンも多く、映像的にも満足できる仕上がりで、シリーズファンならしっかり楽しめるシーズンだったと思います。

☆☆☆

鑑賞日:2014/07/24 Hulu

製作総指揮ジョエル・サーノウ
ロバート・コクラン
出演キーファー・サザーランド
メアリー・リン・ライスカブ
ジェームズ・モリソン
ピーター・マクニコル
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