●こんなお話
核兵器が盗まれたので仲介人の武器商人と交渉して取り戻そうとする話。
●感想
主人公はプルトニウム回収のミッションに挑むが、スペインの交渉の場でプルトニウムが盗まれてしまう。前作の組織の残党が暗躍しているため、主人公はCIA捜査官とともに高高度からパーティー会場に潜入し、交渉人を捕まえてそのふりをして武器商人と接触を試みる。しかし交渉人は強敵で、やむなく射殺。主人公は交渉人のふりを続けて武器商人と接触することに成功する。
武器商人は前作のカタキ役を奪還し、プルトニウムを持っている相手に引き渡すことを条件に出し、主人公は再びピンチに追い込まれる。主人公はカタキ役の護送中に奪還作戦を練り成功するが、CIA捜査官の裏切りに遭い逃げられてしまう。
やがてカタキ役たちはインドのカシミールにある難民キャンプで核爆弾を爆発させようと企て、スイッチが入ってから残り15分のリミットに。主人公はCIA捜査官を追いかけ、スイッチを切れるのか切れないのかの緊迫の展開で物語はおしまい。
冒頭ではシリーズ恒例のミッションテープの説明が流れるが、固有名詞が多く入り乱れて誰が何をしているのか分からなくなり、置いてけぼりになっていまいました。前作のカタキ役や今回のカタキ役、武器商人など多くのキャラクターが入り乱れ、主人公たちとCIAの思惑も絡み合うため、誰が何をしているのか分からないまま進んでしまい、アクションに入っても興奮できず退屈に感じる場面があったり。
高高度から降下する危険な潜入があるが、その先は普通のパーティーでなぜそんな手段を使うのか疑問が残ります。さらに、追跡ヘリコプターに紐でつながれた貨物が吊るされていて、それに捕まって追いかけるシーンもノイズになるか楽しめるかの分かれるところかもです。
裏切りが続き、登場人物の行動理由が不明瞭で話に入り込みにくく。ニセもののラークという男を捕まえようと強力なアジア人と格闘し、そこに前作のイギリスのスパイが登場して助けてくれますが、カタキ役がそこまで計算して行動していたのか、アジア人は誰だったのか疑問が残ります。CIA長官や特殊部隊の内通者の存在も明かされ、リクルート管理の甘さが気になりますが、それでもいつも通り主人公と仲間たちだけが味方の孤独な戦いで世界を救うミッションを楽しめました。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/08/09 TOHOシネマズ川崎 2019/04/13 Blu-ray 2025/05/23 WOWOW
監督 | クリストファー・マッカリー |
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脚本 | クリストファー・マッカリー |
出演 | トム・クルーズ |
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レベッカ・ファーガソン | |
アレック・ボールドウィン | |
サイモン・ペッグ | |
ヴィング・レイムス | |
ミシェル・モナハン | |
ヘンリー・カヴィル | |
ヴァネッサ・カービー | |
ショーン・ハリス | |
アンジェラ・バセット |
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