映画【ミラーズ】感想(ネタバレ)

mirrors
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●こんなお話

 廃墟の警備員のバイトをしてたら、そこの廃墟の鏡が襲ってきて身の危険を感じたので何とか生き延びようとする話。

●感想

 ドラマ【24】のキャラクターであるジャック・バウアーの役柄をそのまんまにしたかのような主人公のキーファー・サザーランドさんのお芝居が笑えます。自分のためなら周りがどんなことになってもお構いなく突き進んでいきます。けどそれは、【24】を見ている人ならギャグとして楽しめる映画ですが、それを知らないと単なる愛する家族を守るためなら他人はどうなっても構わないという自己中心的な主人公にしか見えなくてイライラする奴にしか見えないと思いました。しかも「【24】のジャックが悪魔と戦っている」という楽しみもこの映画単体としての魅力ではなく、バカにしたような楽しみなのでその時点でこの作品を単純に面白く見れなかったです。

 ホラー描写は西洋の悪魔ものの王道を行くショッカーを多用していて、更には映像表現も力が入っているので楽しめるものでしたが、それはアトラクション的な怖さでその場は怖いですが全体としては結局何も残らなかったです。

 主人公がバイトし始めて、そこが何かおかしいという恐怖シーンがあって。そこから妹さんに悲劇があるところが二幕目だと思いますが、そこに至るまでが長いのも退屈に感じる原因だと思いました。もっとスピード感あってもよかったです。本題に入ってからは、あとは過去に何があったかを捜査していくだけなので、そこらへんも面白みに欠ける話運びだったです。

 とはいえ、悪魔に拳銃で立ち向かう主人公がカッコいい映画で楽しめました。

☆☆

鑑賞日: 2009/08/03 DVD  2016/04/04 NETFLIX

監督アレクサンドル・アジャ 
脚本アレクサンドル・アジャ 
グレゴリー・ルヴァスール
出演キーファー・サザーランド 
ポーラ・パットン 
キャメロン・ボイス 
エリカ・グラック 
エイミー・スマート 

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