映画【メモリーズ 追憶の剣】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 高麗時代でいろんな剣士たちが飛び跳ねながら戦う話。

●感想

 スローを多用した映像が印象的な映画でその中を綺麗な衣装と美術の中を綺麗な役者さんたちを愛でる映画だったと思います。

 ただお話の方は結構雑な印象で入り込めなかったです。昔に3人の剣士がいて、その子どもたちの物語になって進行していきますが、登場人物のモノローグがシーンによって変わるので誰が主人公なのかよくわからないまま天地人の紹介があってついていくのが大変でした。
 自分を育ててくれた母親が実は…。な展開もその母親がどういう気持ちで娘を育てたのかがわからない状態のまま、親子関係についての説明が入るため全く持って関係性がわからなかったです。剣の師匠的な人が序盤からチラチラと登場して、中盤で主人公を剣の訓練をつけるシークエンスが出てきますが、その師匠がどうしてそのタイミングで剣を教えたのか、師匠の気持ちも描かれないのでよくわからず。

 過去の3人の剣士の関係性、それの地続きである現在の人間関係をしっかりと整理して悲恋ものなのか復讐ものなのか、はっきりとした作品を見たかったです。

☆☆

鑑賞日: 2016/07/20 DVD

監督パク・フンシク 
出演イ・ビョンホン 
チョン・ドヨン 
キム・ゴウン 
ジュノ 
ペ・スビン 

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