ドラマ【マーベル/デアデビル シーズン2】感想(ネタバレ):パニッシャー、エレクトラ、ニンジャ軍団…怒涛の展開が待ち受ける13話

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●こんなお話

 同じ自警団でも考え方の違う人物が出てきたり暗殺者の元カノが現れたり、ニンジャ軍団が何やら暗躍していたりとニューヨークのヘルズキッチンを今日も守るデアデビルの全13話。

●感想

 昼は弁護士、夜はマスクを被った自警団として街を守るデアデビル。そんな彼の前に現れたのが、銃の扱いに長け、犯罪者を容赦なく殺す男・パニッシャー。デアデビルとは正義の在り方が真っ向から異なる彼との対立が、物語の前半で大きな焦点となる。デアデビルは「殺さない正義」を貫くが、パニッシャーは「殺してでも止める正義」を実行し続ける。ふたりの対立は戦いへと発展し、最終的にパニッシャーは逮捕される。

 裁判編に突入し、デアデビルことマットと仲間たちはフランク・キャッスル(パニッシャー)の弁護を引き受ける。しかし、その最中にマットの前に元恋人エレクトラが再登場。過去の回想を交えながら、エレクトラが主人公と正義をどう向き合ってきたかが描かれる。父を殺したマフィアをどう扱うかを巡って、ふたりの間にも思想の違いがあったことが明かされる。

 再び現れたエレクトラはマットに共闘を持ちかけるが、マットは彼女との関係に葛藤しつつ、法の仕事にも支障が出て親友のフォギーとすれ違う。そして、ヒロインのカレンとも心の距離を縮めるが、エレクトラの存在が気まずさを生む。

 一方、刑務所内では前シーズンの宿敵・フィスクがフランクを利用し、裏仕事をさせる代わりに脱獄を手引き。さらに、死んだと思われていたニンジャ軍団のノブが暗躍し、ブラックスカイと呼ばれる存在を探していることが判明する。子どもたちを誘拐して血を抜くなど、ニンジャ軍団の不穏な活動が続く。

 やがて、ブラックスカイがエレクトラ自身であることが明かされ、彼女はその運命とどう向き合うかを悩みながら、マットと共闘することを決意。しかし、ニンジャたちに人質を取られ、救出に向かう中でエレクトラはノブに殺されてしまう。怒りに燃えたマットはノブを倒し、事件を終わらせる。

 ラストでは、マットがカレンに自分がデアデビルであることを打ち明け、エレクトラの遺体は謎の棺桶に入れられ、再び何かが始まりそうな気配を残して物語は幕を下ろす。

 今シーズンは前作よりもスケールが大きく、アクションの迫力も大幅にアップ。バイカー軍団との長回しアクションやニンジャとのバトルは見応え抜群で、バイオレンス描写もより攻めた作りに。キャラクターたちの複雑な人間関係やシリーズをまたいで登場する人物たちのおかげで、全体として深みのあるストーリーが展開されていました。

 特にパニッシャーとの思想的対立、エレクトラとの過去と現在、そしてフィスクやノブといった旧敵の再登場と盛りだくさん。1シーズン通して見応えある13話で、シリーズファンにはたまらない展開が詰まっていました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2017/05/13 NETFLIX 2024/02/23 Disney+

製作総指揮マルコ・ラミレス
ダグラス・ペトリ
ジェフ・ローブ
出演者チャーリー・コックス
デボラ・アン・ウォール
エルデン・ヘンソン
ヴィンセント・ドノフリオ
ロザリオ・ドーソン
ジョン・バーンサル
エロディ・ユン

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