映画【ラブ&ピース】感想(ネタバレ)

love-peace
スポンサーリンク

●こんなお話

 愛と平和を忘れた日本で生きにくくなった主人公の話。

●感想

 主人公は朝まで生テレビ的な討論番組でも主人公はダメ人間だと罵倒され職場でもいじめられている。テレビの中では戦争が忘れられ、原爆のピカドンのことも忘れ去られしまっていて。ロックミュージシャンになることが夢の主人公だけど、そんな夢を見られるのは夢の中のみで、その夢を打ち砕かれて、大切にしていたカメをトイレに流してしまう。

 そのカメは下水で出会った謎の老人により、主人公の夢を次々にかなえていく。主人公は売れっ子ミュージシャンとなるけど、調子に乗ってラブ&ピースを忘れていって、大好きなヒロインとも心が離れていく。

 カメもどんどんと巨大化していって、一緒にいた捨てられた人形やペットたちの悲しみも膨れ上がっていって、老人の正体がわかって、子どもは大人になると自分の中にあったピースを忘れていってしまう。

 主人公側のストーリーと老人側のストーリーがブツ切りだし突拍子もないストーリーでついていくのが大変ですが、クリスマスに見るべき映画だと思いますし怪獣映画としてCGではなく特撮で作られているのが好感のもてる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/12/10 Blu-ray

監督園子温 
脚本園子温 
出演長谷川博己 
麻生久美子 
渋川清彦 
奥野瑛太
タイトルとURLをコピーしました