映画【ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ】感想(ネタバレ):借金・大麻・銃!全員が勘違いで突き進む英国クライムコメディ

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●こんなお話

 イギリスを舞台に大金とかを巡って、いろんな人たちがドタバタする話。

●感想

 チンピラ4人組がポーカー勝負に挑む場面から始まります。対戦相手はポルノショップの経営者などクセのある人物たち。しかし実は、彼らの手札は盗撮されており、イカサマによって大金を失ってしまいます。1週間以内の返済を迫られ、チンピラたちは窮地に追い込まれます。

 ところが、彼らの部屋の隣室から、壁越しに麻薬密売人たちが話す“マリファナ製造工場を襲撃する計画”が聞こえてきます。それを先回りして横取りしようと決意し、武器を準備します。骨董銃を探す中で偶然にも、その銃がチンピラたちの手に渡るという小さな偶然も重なります。

 マリファナ工場での銃撃戦を経て、大金を入手したチンピラたち。しかし、売人グループは壁越しに盗聴されていたことに気付き、事態はさらに混迷します。大金を巡る誤解や裏切り、複数の勢力の入り乱れる中、誰も状況を把握できないまま銃撃戦が相次ぎ、登場人物たちは次々と命を落とします。

 最終的に、主人公たちは大金こそ失ったものの、脅威のすべてが勝手に消えたことで日常を取り戻します。そして、捨てるよう頼まれた骨董品の銃が実は高額であると知り、「捨てるのはやめよう」と伝えておしまい。

 裏社会の混沌を、偶然と勘違いが引き起こすドタバタ劇としてテンポよく描いた作品で、何気ない一言や行動が思わぬ展開を呼び込む構成が非常に魅力的でした。登場人物は多いものの、全員が個性的に描かれており、群像劇としての完成度も高いと感じられました。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/04/05 NETFLIX 2024/11/17 U-NEXT

監督ガイ・リッチー 
脚本ガイ・リッチー 
出演ジェイソン・フレミング 
デクスター・フレッチャー 
ニック・モーラン 
ジェイソン・ステイサム 
スティーヴン・マッキントッシュ 
ヴィニー・ジョーンズ 
スティング 

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