映画【キングスマン】感想(ネタバレ):豪快アクションと痛快展開

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●こんなお話

 地球を救うために人類の数を調整しようとする過激な大富豪と戦うスーパースパイの話。

●感想

 スーパースパイを夢見る若者たちが、過酷でムチャクチャな訓練に挑みながら成長していく。主人公はエリート候補たちに見下されつつも、雑草魂で努力を重ねて仲間と共に試練を乗り越えていく。一方、大富豪がSIMカードを使った世界規模の計画を進めており、その陰謀を阻止するために主人公たちは一人前のスパイとして立ち上がる。仲間や先輩と共に敵のアジトに殴り込み、圧倒的多数を相手に戦いを繰り広げる中、世界の命運を懸けた戦いが描かれる。

 コメディとスパイアクションのバランスが心地よく、最後まで楽しく拝見できました。スパイもののジャンルの名作へのオマージュが随所に感じられ、作り手の愛情が伝わってくるのも魅力的だったと思います。人体が真っ二つになるような過激な表現がありながらも、血や残酷さが強調されすぎず、むしろ爽快感を覚える演出に仕上がっていたのが印象的でした。

 クライマックスで支配層の陰謀が一気に崩れていく場面は、ユーモアと痛快さが同居していて、観客としてスカッとする瞬間になっていたと思います。ただ、ラストの戦闘はシンプルに突っ込んでいく構成で、もう少し工夫があればさらに盛り上がったのではないかとも感じました。とはいえ全体を通して軽快なテンポで見やすく、エンターテインメントとして十分に楽しませてもらいました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/04 Blu-ray  2018/01/27 Blu-ray

監督マシュー・ヴォーン 
脚本マシュー・ヴォーン 
ジェーン・ゴールドマン 
原作マーク・ミラー
出演コリン・ファース 
マイケル・ケイン 
サミュエル・L・ジャクソン 
タロン・エガートン 
マーク・ストロング 
ソフィア・ブテラ 

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