映画【KARATE KILL/カラテ・キル】感想(ネタバレ):最強のフリーターがアメリカで無双!空手アクション満載の爽快ムービー

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●こんなお話

 妹がアメリカでカルト教団に捕まったので、お兄さんが古武術空手で戦う話。

●感想

 日本でフリーターだった主人公が、アメリカに渡って大男たちを次々になぎ倒していく姿が爽快で、観ていてとても気持ちいい作品でした。とにかく空手アクションの見せ方が独特で、あまり映画では見たことのない技が続々と登場するので、それだけでも十分楽しめる一本です。

 多勢に囲まれての戦いや、大ボスとの一騎打ちでカメラがぐるりと回る演出、最大のライバルとなる剣豪とのバトルが狭いトレーラーの中で繰り広げられるなど、アクション演出の工夫も光っていました。銃弾に素手でどう立ち向かうのかという無茶な設定にもきちんと訓練シーンが挟まれていて、主人公が成長していく過程がしっかり描かれているのもよかったです。

 一方で、ストーリー自体はかなりシンプルで、妹を探して敵を倒していくだけという直線的な展開。その中でも特に、クライマックスの剣豪との戦いで、なぜか前半で出てきたカツラの木刀男がアドバイス役として登場するなど、やや唐突な展開もあったり。自衛官のヒロインも訓練シーンのためだけに配置されたようなキャラで、もう少し人間的な魅力を描いてくれたら印象が変わったかもしれないです。

 とはいえ、小柄な日本人フリーターがやたら強くてアメリカで無双するというバカバカしい設定が逆に清々しく、笑いながら楽しめる一本でした。細かいことを気にせず、ひたすらアクションを楽しみたい人にはぴったりの映画だと思います。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/03/09 DVD

監督光武蔵人 
脚本光武蔵人 
出演ハヤテ 
紗倉まな 
亜紗美 
鎌田規昭 
デヴィッド・サクライ 
カーク・ガイガー 
カタリナ・リー・ウォーターズ 
北村昭博 

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